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稲富博士のスコッチノート

第102章 バランタイン・ウイスキーの話-その3.アライド・ディスティラーズ社傘下時代から現在まで

写真1.グレンバーギー(Glenburgie)蒸溜所:1936年にハイラム・ウォーカー(カナダ)社が購入して以来ずっとバランタイン・ブレンデッド・ウイスキーの中核モルトである。写真は、2005年に旧蒸溜所と同じ敷地内に建設された新蒸溜所である。

1960年代から進行していた経済のグローバル化は、1980年代に入ると速度を速め、1990年代には地球規模で大きな流れとなって現在に至っているのはご存じの通りである。生来は、地産地消から発した酒類産業だが、その中にあってスコッチ・ウイスキーは早くから海外に市場を求めて発展してきた経緯があり、1970年代から企業の国境を越えた合併・買収が進んだ。1990年代からのグローバル化の進展は、従来はウイスキーの市場でなかった地域にもウイスキー市場の拡大と将来の大きな可能性をもたらし、スコッチ・ウイスキー業界も新たな対応を求められることになった。対応の中心は、“強いブランドとテクノロジー、地球規模で事業を発展させられる資金力と経営力”である。

背景となる大きな出来事

経済のグローバル化の背景となった主要な出来事とスコッチ・ウイスキー業界の動きを列記してみる。

1957年。 欧州経済共同体、略称EEC(European Economic Community)が発足。1957年のローマ条約によって成立し、58年1月1日に発足した。フランス、西ドイツ、イタリア、ベネルクス3国(ベルギー・オランダ・ルクセンブルク)の6ヵ国が加盟し、経済的な国境を取り払って共同市場の形成を目指した国際組織であった。次のヨーロッパ諸共同体(EC)へのステップとなった。

1967年。 欧州諸共同体(EC:European Communities)発足。EECに欧州石炭鉄鋼共同体と欧州原子力共同体の運営機関を統合して成立した。EECのメンバー6か国に加えて、1973年にはイギリス、アイルランドとデンマークが、1986年にはスペイン、ポルトガル、ギリシャが加盟し全12か国となった。

1986年。 アライド・テトレーが、カナディアン・クラブやバランタインを所有するハイラム・ウォーカー社を買収。スピリッツ事業を統合してアライド・ディスティラーズ社を創設した。

1989年。 EECの理事会規則で、蒸溜酒の定義、種類、表示、ラベリング及び地理的表示の保護に関わる規則を制定。その中で、一般的にウイスキーの定義は、「穀物のみを原料として、麦芽又は他の天然の酵素で糖化し、アルコール度数94.8%以下で蒸溜し、700リットル以下の木樽で3年以上貯蔵したもの」であり、スコッチ・ウイスキーという名称は地理的表示として保護の対象と規定された。

11月9日にベルリンの壁が崩壊。翌年、ドイツが再統一され、以後、自由主義経済圏が東欧へ拡大した。

1993年。 欧州連合(European Union)条約調印。欧州連合では、経済分野に関するEC(欧州諸共同体)の枠組みのほかに、共通外交・安全保障政策、司法という加盟国政府間の協力枠組みを新設、ヨーロッパの更なる統合が推進された。

1995年。 世界貿易機関(World Trade Organization:WTO)が発足。1947年から続いた関税及び貿易に関する一般協定(GATT)を補強し、物品だけでなく、金融、情報通信、知的財産権及びサービス貿易も含んで自由、無差別、多角的通商体制を強化・推進する体制が整備された。酒類の原産地名は、知的財産権として保護されることになった。

1997年。 スコッチ・ウイスキー業界No.1のギネスとNo.2のメトロポリタンが合併してディアジオ(Diageo)社が誕生。

2001年。 ディアジオ社とペルノ社が、カナダの酒類大手、シーグラム社を分割買収。

2002年。 現金通貨としてユーロが発足。現在、欧州連合19か国を含むヨーロッパの25の国で使用されている。

2005年。 フランスの酒類大手のペルノ社が、アライド・ドメック社を買収。

2008年。 ヨーロッパ議会において、1989年にEECの理事会規則で定められた酒類の定義、種類、表示、ラベリング及び地理的表示の保護に関わる規則を更新・強化した規則を制定。リーマン・ショックと世界金融危機。

2009年。 上記、ヨーロッパ議会における酒類の新規則の制定を受けて、英政府は、スコッチ・ウイスキーの定義、酒類、生産地域を含むラベル表示の規則等を厳密に再規定。

2014年。 サントリー・ホールディングスがBeam Global Spirits & Wine.を買収。傘下のビーム・サントリー社はディアジオ社、ペルノ社に次ぐ世界第3位のスピリッツ・カンパニーとなった。

以上のように、過去30年間の世界の政治、経済や交易体制の変化は、ざっと概観しただけでもまことにダイナミックである。一言で言えば“グローバル化”という事だろうが、グローバルに拡大する市場と将来性への対応として、スコッチ・ウイスキーの有力各社は合併・買収による経営規模の拡大を図ったと言えるだろう。この中で中心的な役割を果たしたのは“ブランド”である。ウイスキーに限らず他のスピリッツ、ワインやビールにおいても同じだが、酒類企業の価値はどれだけ強いブランドを持っているかに懸かっているので、企業とは関係なくブランドだけが取引されたり、会社が無くなっても良いブランドは生き残るのである。又、酒類のブランドの価値は、品質、安定性、歴史や産地、伝統と結びついた社会的な評価等、心情的で無形(Intangible)な要素が中心となっている。多くのブランドが百年を超える歴史を持ち、ライフ・スパンが極めて長いというのも特色の一つであり、ウイスキー会社は強いブランドを揃えて競争力を高めることに力を注いできたと言ってよいだろう。

下記に掲げた図1は、1983年から2014年までのスコッチ・ウイスキーの輸出数量と金額の推移である。最後の4年間はやや停滞しているが、31年間で数量は約1.5倍、金額では約4.9倍に増加しており、スコッチ・ウイスキーはグローバルな市場の拡大に適切に対応してきたと言って良い。尚、金額ベースの伸びが数量の伸びを大きく上回っているのは詳細な分析は行っていないが、単価の高いシングル・モルトの伸びが大きいのと、英経済がインフレ気味であることに由ると思われる。

図1 スコッチウイスキーの輸出数量・金額の推移 出典:Scotch Whisky Association Statistical Report 2014

バランタイン・ウイスキーのケース

前2章で述べたように、バランタインは、カナダのハイラム・ウォーカー社のスコッチ・ウイスキー部門であるハイラム・ウォーカー(スコットランド)社の下で順調に発展していたが、1987年に親会社のハイラム・ウォーカー社が英国のビール及び食品会社であったアライド・ライオンズ社に買収された。アライド・ライオンズ社は、スコッチ・ウイスキー部門の強化を図り、既に所有していたブレンデッド・ウイスキーのティーチャーズやアードモア、グレンドロナックモルト蒸溜所に加え、ハイラム・ウォーカー(スコットランド)社のバランタインやオールド・スマッグラー等のブレンデッド・ウイスキー、グレンバーギー、ミルトンダフ等のモルト蒸溜所、また、ダンバートンのグレーン蒸溜所、ブレンド・瓶詰施設をアライド・ディスティラーズ社の傘下に統合した。

アライド・ディスティラーズ社は、1990年には、ビール会社のウィットブレッド社が保有していたラフロイグ、トーモア等のモルト蒸溜所とストラスクライド・グレーン蒸溜所、それとビーフィーター・ジンを買収、更に、1998年にはスペインのワイン、蒸溜酒の大手であるペドロ・ドメック社を加えアライド・ドメック社となったが、2005年にはアメリカのフォーチューン・ブランズ社の支援を受けたフランスのペルノ・リカール社がアライド・ドメック社を買収、ブランドは独占禁止法に抵触しないように両社に配分された。バランタインはペルノ社のスコッチ・ウイスキー部門であるシーバス・ブラザーズ社に統合されたが、現在では全スコッチ・ウイスキーにおいて世界No.2の地位を占めるに至っている。

バランタインの中核蒸溜所

現在、シーバス・ブラザーズ社は12のモルト蒸溜所と1つのグレーン蒸溜所をもつ。モルト蒸溜所は、英字のみで記すとAberlour, Allt-a-Bhainne, Braeval, Dalmunach, Glenkeith, Glenburgie, Glentauchers, Longmorn, Miltonduff, Scapa, The Glenlivet, Tormoreで、総蒸溜能力は64,000KLA(100%アルコール換算で64,000キロリットル)、グレーン蒸溜所はStrathclydeで能力約40,000KLAである。これらの蒸溜所で生産されるモルトやグレーン・ウイスキーと、他社との交換で調達した原酒が各ブレンデッド・ウイスキーにどのように配合されるかは秘中の秘とされている。バランタインは、伝統的に40種にも及ぶ多数のモルト・ウイスキーと数種のグレーン・ウイスキーをブレンドすることでスムースでやや甘くて飲みやすいが、味わいは複雑で美味しいという特徴をだしている。多くのモルト・ウイスキーの中で、中核として使われるキーモルトはグレンバーギー(Glenburgie), ミルトンダフ(Miltonduff)とグレントファーズ(Glentauchers)である。これらの蒸溜所の近況を報告する。

グレンバーギー蒸溜所

所在地:モレイ州のエルギンから国道A96号線を西へ約10km、国道から左へ数百メーター入ったところにある。
歴史:現在のグレンバーギー蒸溜所のある土地に最初の蒸溜所が作られたのは1810年と言われているが、記録上に存在するのは1929年からである。1810年以前にも長年密造が行われていたようで、伝説によれば蒸溜所から数km離れたキンロス(Kinloss)大修道院まで密かにウイスキーを運ぶ為の地下道が掘られていたという。修道院は聖域で、密造酒を隠匿するにはもってこいであった。俄かには信じ難い話だが、楽しいおとぎ話はウイスキーを美味しくする。

写真2.キンロス大修道院の廃墟:1151年に当時のスコットランド王、David一世によって建設され、一時スコットランドで最も壮大で豊かな修道院であった。イングランド王のEdward一世と三世、スコットランドのQueen Maryが訪れており、1582年に創設されたエジンバラ大学の創設資金は、一時キンロス大修道院の院長を務め,後にオークニーのセント・マグナス・大聖堂の枢機卿になったRobert Reidの遺贈によるところが大であった。

1871年に蒸溜所は賃貸に出され、経営者は蒸溜所名を元のキルンフラットからグレンバーギーに変更した。1880年から1925年まではフレーザー社が所有したが、1930年にはカナダのハイラム・ウォーカー・アンド・グッダム・ワーツ社が、株式の60%を所有していたスコッチ・ウイスキーのブレンダー、J. & G.ストダート (Stodart) 社が買収。1936年にはハイラム・ウォーカー社がストダートを100%買収し、以後蒸溜所はハイラム・ウォーカー社が直接運営することになった。

現在のグレンバーギー蒸溜所:冒頭に述べたごとく、現在の蒸溜所は2005年に旧蒸溜所の敷地に新設された。

写真3.グレンバーギー蒸溜所の蒸溜室:写真にある初溜釜が3基と、再留釜3基が背面(右側)に配置されている。新設時に初溜、再溜釜各一基を増やし、能力を1.5倍にした。一番手前の釜は、元は直火で加熱されていたものを転用した。

蒸溜所の諸元は下記の通りである。

配置:仕込み、醗酵、蒸溜をオープン・スペースで同一フロアに配置し作業性を高めている。
麦芽:ノン・ピーテッド
仕込み槽:フル・ラウター
仕込み量:8トン/Mash
醗酵槽:容量35キロリットルのステンレス・スティール製12基
酵母:Kerryのクリーム・イースト
醗酵時間:54時間から100時間の長時間醗酵
初溜釜:張り込み量11.5キロリットルの釜が3基。加熱は、サーマル再圧縮蒸気(Thermal vapour recompression)を熱源として、もろみを外部プレート型熱交換器で加熱し、ポンプで釜へ循環させる方式。このため、初溜釜のコンデンサーは、ウイスキーの蒸気を水で冷却し液化するセクションと、陰圧にした冷却チューブの中を、水を薄膜で流下させ、水が蒸発する時の気化熱でウイスキーの蒸気を冷却して液化する水蒸気冷却セクションに分かれている。水冷却セクションで得られた温水は仕込み水の加熱やその他の用途に使用し、水蒸気冷却セクションで発生した水蒸気はボイラーからの高温の水蒸気で温度を上げ、再度初溜釜の熱源に利用される。このサーマル蒸気再圧縮の採用で蒸溜における化石燃料の使用量は約40%の節減が可能となった。
再溜釜:張り込み量13.5キロキットルの釜が3基。初溜2回分の初溜液を再溜釜一基に張り込んで蒸留する。
蒸溜能力:4,200KLA (キロリットル・アルコール)/年
フレーバー:エステリー、草様、バニラ、トフィー、甘く、軽いが複雑

ミルトンダフ蒸溜所

写真4.ミルトンダフ蒸溜所のポット・スティル:3組のうちの一つで、左が初溜釜、右が再留釜である。ミルトンダフ蒸溜所は、外部式プレート型熱交換器でもろみを加熱し、釜へ循環させる方法のパイオニアであった。

所在地:エルギンの南西約5kmにある。ここは、蒸溜所から更に南西約4.5kmのところにある13世紀から続くベネディクト派のプラスカーデン僧院(Pluscarden Abbey)の院域の中で、ミルトンと呼ばれる粉引き場のあったところである。
歴史:18世紀後半頃、寺域には多くの密造蒸溜所があり、ミルトンダフ蒸溜所のある所も、1824年に免許を受けるまではこのような密造蒸溜所の一つであった。その後、蒸溜所は3つの異なるオーナーが所有したが、1936年にハイラム・ウォーカー社が買収し、グレンバーギーと並んでバランタイン・ウイスキーの中核モルトとして使用されるようになった。すでに述べたように、バランタイン・ウイスキーのブランドオーナーは時代とともに替っていったが、グレンバーギーとミルトンダフの中核モルトとしての役割は現在まで変わっていない。

現在のミルトンダフ蒸溜所の概要は下記の通りである。

麦芽:ノン・ピーテッド
仕込み水:蒸溜所の横を流れるBlack Burn
仕込み槽:フル・ラウター
仕込み量:14.5トン/mash
醗酵槽:36キロリットルのステンレス・スティール製16基
酵母:Mauri社のクリーム・イースト
醗酵時間:48時間以上
初溜:張り込み量18KLの釜が3基。加熱方式はグレンバーギーと同じサーマル再圧縮蒸気を熱源としてもろみを釜の外に設置したプレート式熱交換器で加熱し、釜へ循環する方式。
再溜:張り込み量18KLの釜が3基
蒸溜能力:6,000KLA/年
フレーバー:穀物様、モルティー、蜂蜜様、フルーティー、ナッツ様、ミディアム・ボディー

グレントファーズ蒸溜所

所在地:キース(Keith)の町の西約数km、Craigellachieへ行くA95道路沿いにある。
歴史:1897年に、ブラック・アンド・ホワイトで名を成したジェームス・ブキャナン(James Buchanan)と、ブキャナンにウイスキーを提供していたW. P. ローリー(W. P. Lowrie)が共同で建設した。設計はKeithのジョン・オルコック(John Alcock)、設計監理はかのパコダ・キルンのチャールズ・ドイグ(Charles Doig)である(ドイグについては第64章 「チャールズ・ドイグ」をご参照ください)。

写真5.グレントファーズ蒸溜所:古くからの設備を今も残している蒸溜所である。現在製麦は行われていないが、ドイグがデザインしたキルン(麦芽の乾燥塔)はそのまま保存されている。写真右側のクリーム色の建物が仕込み、発酵、蒸溜を行う生産棟である。

1906年にジェームス・ブキャナンが蒸溜所の所有権を100%取得し、1925年にブッキャナンがDCL(The Distillers Company Limited、現在のDiageoの前身)に加わった時からDCLの子会社のScottish Malt Distillersによって運営された。スコッチ・ウイスキーが不況だった1985年には一時閉鎖されたが、1989年にはアライド・ディスティラーズ社が購入、1992年から生産を再開し、モルト・ウイスキーは、バランタイン・ブレンドの主要モルトに加えられた。

蒸溜所の概要は下記の通りである。

麦芽:ノン・ピーテッド
仕込み槽:フル・ラウター
仕込み量:12トン/mash
発酵槽:容量56キロリットルの木桶6基
酵母:Kerry社の液酵母
発酵時間:60時間
初溜釜:張り込み量9.4キロリットルの釜が3基、蒸気加熱
再溜釜:張り込み量6.7キロリットルの釜が3基、蒸気加熱
生産能力:4,100KLA
フレーバー:フラグラント、フルーティー、ココナッツ、やや穀物様、甘い

写真6.グレントファーズ蒸溜所の発酵室:近年、ステンレス製の発酵槽が増える中、使い込んだオレゴン・パインの発酵槽はいかにも酒を醸している雰囲気を湛えている。発酵槽の上には、発酵中の高泡を抑える為のスイッチャ―を回すモーターと、安全の為に、発生する炭酸ガスを屋外に出す排気装置が置かれている。

本稿では、“グローバル化”の時代と言われる過去約30年間にスコッチ・ウイスキーに関連する主要な出来事を概観し、その中でスコッチ・ウイスキー産業は、強力なブランド・ポートフォリオを持つことを中心に再編成を図り、世界的な展開を遂げてきたことを見てきた。100年以上の歴史をもつバランタインも、数度にわたってオーナー会社は変わったが、ブランド価値を重視する方針は堅持され、ブレンデッド・スコッチを代表する地位に至っている。1827年にエジンバラで小さな食料品店を始めたジョージ・バランタインは、まさか自分が創始したウイスキーが今日のように発展するとは思わなかっただろう。

ブランド価値の中心は何と言っても品質であるが、その品質の守護神はマスター・ブレンダ―である。バランタインで、最初に近代的なプロフェッショナルなマスター・ブレンダーが生まれたのは1937年頃、以後現在のサンディー・ヒスロップ氏まで、わずか4名でこの仕事を引き継いでいるが、これは仕事に対する価値観や技量の継承には長年一緒に働くことが欠かせないとの考えによる。

参考資料
1. da Silva Lopes, Teresa (2007). Global Brands. The Evolution of Multinationals in Alcoholic Beverages. Cambridge University Press.
2. MacLean, Charles (2009). Whiskypedia. Berlin Limited, Edinburgh.
3. http://www.y-history.net/appendix/wh1602-070.html
4. http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/wto/gaiyo.html
5. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E8%AB%B8%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%93
6. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E9%80%A3%E5%90%88
7. Council Regulation (EEC) No 1576/89 of 29 May 1989 laying down general rules on the definition, description and presentation of spirit drinks.
8. LEGULATION (EC) No 110/2008 OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL of 15 January 2008 on the definition, description, presentation, labelling and the protection of geographical indications of spirit drinks and repealing Council Regulation (EEC) No 1576/89
9. http://www.legislation.gov.uk/uksi/2009/2890/contents/made
10. https://scotchwhisky.com/
11. https://en.wikipedia.org/wiki/Kinloss_Abbey