ロンドンに本部があるIBD(Institute of Brewing & Distilling: 醸造・蒸溜酒学会)は…
蒸溜所の誕生は2017年である。蒸溜所を建てたピアース ライオンズ(1944 – 2018)は…
アイリッシュ・ウイスキーの歴史の中で、19世紀の終わりは黄金期で、主要な生産地は…
今アイリッシュ・ウイスキーが熱い。アイリッシュ・ウイスキー業界は長年不調が続き…
アードモア蒸溜所のあるケネスモントはアバディーン州の北東部にある小さな村である。産業は農業で…
アードモア蒸溜所は、前章で述べたグレン・ギリー蒸溜所から約30㎞西へ行った…
Glen Garioch(グレンギリー、Gariochは‘Geery’と発音する)蒸溜所は…
ブリュードッグ蒸溜所は、ブリュードッグ・ビールの子会社で…
少し前書きをさせていただく。前第124章ボウモア蒸溜所を書いていた今年の6月は…
ボウモア蒸溜所の創立は1779年で、現存操業しているスコッチウイスキー蒸溜所の中で…
ラフロイグ蒸溜所のシングルモルトは、アイラの9つの蒸溜所の中で断トツの人気モルトで…
イングランドでウイスキーのボトラー*を経営して成功していたアンソニー・ウィルス(Anthony Wills)氏が…
1881年創立のブルックラディ(Bruichladdich)蒸溜所は、今でも創立時の設備をほぼそのまま…
ラガヴーリン蒸溜所は、アードベッグ蒸溜所から西へ約5km、ラガヴーリン湾の岸辺にある。…
キルダルトン(Kildalton)は、アイラ島の南側約3分の1の地域のパリッシュ(最小の行政区で、…
1950年代まで、全てのスコッチのモルト蒸溜所は、蒸溜所内に製麦施設を持っていたが、1960年代に、…
蒸溜所の発祥は1879年にRobertson & Baxter(現Edrington)がGreenlees Brothersと…
今年の3月10日から12日にかけて、IBD(英国醸造・蒸溜学会)のスコットランド支部が主催する…
一言で言えば、エーッ!というところである。スペイ川に向かって傾斜している丘の斜面を削って…
蒸溜所は、ベン・ウィヴィス(ウィヴィス山)の南斜面、海抜165mに位置する。周辺は牧畜農場で…
エアーは、グラスゴーの南西約60kmにある瀟洒な町で、グラスゴーのセントラル駅から快速電車なら…
ボーダー・リーヴァーズ最後の訪問先は、アナンデール(Annandale) 蒸溜所である。所在は…
ザ・レイクス蒸溜所(The Lakes Distillery)は、前回のジェニングス・ビール醸造所…
本論の「ボーダー・リーヴァーズ」3番目の訪問先は、コッカマウス(Cockermouth)の町に…
ここ数年英国ではジン・ブームである。今年1月24日のテレグラフ紙電子版の…
昨年の5月のことである。IBD(Institute of Brewing and Distilling…
「ピトロクリの谷は秋の真下にある。十月の日が、目に入る野と林を…
現在、バランタイン・ウイスキーの生産施設の、蒸溜所以外の貯蔵庫や…
電気の無い生活はどんなものか今では考えられないが、エジソンが電気を使って…
グラスゴーから車でやや東北にパースを過ぎてから40分ほどでピットロッホリーという…
モルト・ウイスキーの蒸溜所がスコッチ・ウイスキーの顔である事は間違いない。長い歴史…
1960年代から進行していた経済のグローバル化は、1980年代に入ると…
バランタイン・ウイスキーの創始者、ジョージ・バランタインが1891年に…
2001年4月からこのサイトに拙文の寄稿を始めてもう100回になる。ご高覧いただいて…
英国はジンが大ブームである。ワイン・アンド・スピリッツ・トレード誌によると、昨年10月までの…
オークニー島の蒸溜所について話す際には、この蒸溜所を外す訳にはいかない。ハイランド・パーク…
午前中にオークニー島のビール醸造所2か所を訪問した後、午後は2か所のモルト蒸溜所を…
オークニー諸島は、大ブリテン島の最北、スコットランドのケイスネス(Caithness…
少し前置きが長くなる。英国に、「醸造・蒸溜学会」(Institute of Brewing and Distilling…
現在、スコッチウイスキーを規制している法律は、2009年に制定された「スコッチウイスキー…
1933年のFinance Act(財政法)でスコッチウイスキーが初めて法的に定義されたことは…
古今、洋の東西を問わず、為政者は税を取り立てる事に熱心であった。スコットランドで…
グラスゴーの冬は夜が長い。冬至の日の出は朝9時、日没は午後3時45分なので昼間は…
例年10月終わりのハローウィンが近づくと、急に日が短くなり、気温も下がってクリスマスが…
グラスゴーから北へ瀟洒な町で知られるパースに向かって走り、パースのすこし手前で…
モルト蒸溜の中心地は何と言ってもスペイサイドである。そのスペイサイドのど真ん中で…
ホーム・オブ・ゴルフ、セント・アンドリュースから東南へ約10㎞、北海の海岸に…
ここ数年間、欧米においてウイスキーの世界でもビールの世界でも、合理化された…
昨年の11月15日のことである。スコットランド南西部にソルウェー湾に…
現在、家庭、工場、鉄道の動力源は殆どが電気である。電気は動力だけでなく照明…
以前、ほぼ全ての大手ジン・メーカーが操業していたロンドンで、…
恐縮ですが、まずお断りです。前80章と81章に続いて今回は「動力−3電力」を…
19世紀にスコッチ・ウイスキーの産業化が始まり、既存の蒸溜所で水車が導入され、…
エプリル・フールも終わったので、すこし真面目な話に戻る。…
「最も古いスコッチ・ウイスキー」という話が時々報道され、いつも感心して記事をみている…
プリムスまで来たので、すぐ隣のコーンウォール州まで足を延ばすことにした…
今回はウイスキーでなくジンの話である。世界で最も良く飲まれている…
現在、スコッチウイスキーの貯蔵熟成に使われる樽の95%は、アメリカ産…
グラスゴーから北へ車で40分くらい、スターリングの北西十数kmの所に…
今年3月のスコットランドは観測史上最も寒かった。比較的温暖なグラスゴーでも…
前72章でご紹介した…
蒸溜酒についていえば、長年スコットランドはウイスキーの国、それに対して…
「キーパー・オブ・ザ・クエイヒ」(第69章参照)のディナー会場となったブレアー城のボール・ルームの壁に…
ウイスキーはガラスのボトルに入っている。ガラス以外の陶磁器や最近はペット・ボトルも使われるが、…
「ザ・キーパーズ・オブ・ザ・クエイヒ」(The Keepers of the Quaich)という組織がある…
それにしても真冬のヘルシンキは寒かった。前回ご紹介したスウェーデンの…
ヨーロッパ各地でウイスキー・フェスティバルが盛んである。中でも…
1885年頃、 ロンドンの酒類業界向け週刊誌ハーパー(Harper’s Weekly Gazette)…
司馬遼太郎さんの旅行記「街道をゆく」は…
スコットランド・ハイランドのウイスキー街道やアイラ島を旅していると…
ドランブイは、1893年にスカイ島南部の田舎町ブロードフォードのホテルで…
スカイ島南部、スコットランド本島からスカイ・ブリッジを渡って10数キロも行くと…
世の中数多の銘酒の中で、このスコッチ・ウイスキー・ベースのリキュール…
スコットランド本土の北西部から数十キロ沖合の大西洋に…
サンディー・ヒスロップさん、バランタイン第5代目のマスター・ブレンダー…
スコットランド東海岸の都市アバディーンとダンディーは…
第二次大戦終了から60年余、この間スコッチ・ウイスキーの発展は…
ロンドンデリーの歌 この広く知られるアイルランド民謡が…
北アイルランド東北部のアントリム(Antrim) 州は、スコットランドとの関わりが深い…
今回は、現存するクーリー蒸溜所とベルファーストに過去に存在した…
この蒸溜所跡はダブリンから西へ車で約1.5時間、人口13,000人ほどの町タラモア…
アイルランドの首都ダブリン。町の始まりは9世紀頃にこの地を支配していた…
ウイスキーの蒸溜はスコットランドよりアイルランドでより古くから行われていて…
スコッチ・ウイスキーは、スコットランドで何百年も前から造られてきた…
グラスゴーの西、ダンバートン(Dumbarton)に…
ロッホ・カトリンの西端近くの北岸にぽつんと一軒の家がたっている。荒涼とした…
エジンバラのアンドリュー・アッシャーがブレンデッド・ウイスキーを創始した…
“By yon bonnie banks and by yon bonnie braes, where…
スコットランドで、何百年に亘ってそれこそどこででも行われていた…
18世紀から19世紀にかけてスコッチ・ウイスキーの密造は…
1603年から100年以上に亘ってイングランドとスコットランド…
スコッチ・ウイスキーが好調である。とりわけ、シングル・モルト…
かって、正式にライセンスを取得して操業した蒸溜所だけで220を超えた…
スコッチ・ウイスキーの最初の地理的分類は、1784年に制定された…
スコットランドの海岸は海草が豊富である。グラスゴーから…
日本でヒースといわれているヘザー(Heather)は…
ウェールズ南部、首都カーディフから北へ車で一時間ほど行くと、広大な…
ラグビーと合唱音楽で知られるウェールズは、アイルランドやスコットランドと…
スコットランド北方のオークニー本島で蒸溜される…
スコットランド北方の島オークニーを訪ねた…
スコットランド中央高地の町、キンユーシーの名所は…
蒸溜所でのウイスキーつくりの過程では色々なものを計ることが必要になる…
蒸溜酒の発見以来、人々はその不思議な能力、すなわち…
1759年1月25日、スコットランド南西部の町エアー郊外の…
ハイランドの首都インバネスから北、英国本土の北端までの東海岸には…
スペイ川が注ぎ込むモレイ湾の南岸は、東はアバディーン州の北部から西の…
Dufftownはスコットランドではダフタン(Duff 'tonn)と発音する…
スコッチウイスキーにおいてスペイサイドの地位は高い。スペイサイドで…
近年シングルモルトウイスキーの人気が世界的に上昇している…
長年スコッチ・モルト・ウイスキーは、その産地と品質の特徴…
シェリー酒の故郷であるヘレスは、スペイン南西部アンダルシア…
スペイン北部のオークの森で伐採され、製材所で樽用の…
現在スコッチ・ウイスキーの貯蔵・熟成には、主としてアメリカ産の…
グラスゴー下町の伝統的パブのイメージは、高い天井、古めかしい内装…
スコッチ・ウイスキーからやや外れるが、今回は在住している…
エジンバラ、グラスゴーに引き続いて、3大ウイスキー都市物語…
スコットランドでモルトから蒸溜されたモルト・スピリッツや、モルトに…
グラスゴーとエジンバラ。このスコットランド1、2の都市はお互いに強い…
前回に続きグレーン・ウイスキーの第2章をお届けします。前半は近代的…
スコッチ・ウイスキーと聞いて先ず想起するのは、ハイランド…
スコットランドの首都エジンバラ。中心部にそそり立つ岩山…
スコッチウイスキーの品質を考える時、グレインウイスキーや樽による熟成も…
1823年の税法改正によって、それまでの密造業者の中…
モルト蒸溜所を見学すると醗酵室の次に案内されるのが…
スコットランド人はイングランドが嫌いである。先日のWorld Cupで…
スコッチのモルト蒸溜所を見学すると、「仕込」の次に案内されるのが…
仕込は英語ではマッシングで、“すりつぶす”とか“どろどろにする”の…
スコッチウイスキーを創出し世界No.1のウイスキー産業に発展させたのは…
穀類を発芽・乾燥する事をMalting(日本語では“製麦”)と言う…
スコッチウイスキーの生産には大麦、小麦、とうもろこし等…
毎年5月末の約10日間アイラ島で「アイラ ウイスキー・音楽祭」…
スコッチウイスキーの最も特徴的な味わいの一つは、"smoky"(煙っぽい)とか…
日本では一般的に英国と言われている大ブリテン島の北部約1/3と周辺の…